貧乏研修医の葦原が働く見る専デリヘルに、ある日客として先輩医師の神保が来てしまう!激しく乱れる姿を見て興奮してしまうと、神保から専属契約を持ちかけられてしまい──!?
あらすじ
そんなにとろけた顔して…
もっと気持ちよくなりましょうか
貧乏研修医の葦原は、生活費を稼ぐために
「人に見られて興奮する性癖」専用のデリヘルでアルバイトをしている。
ある日ホテルに行くと、そこにはクールな先輩・神保が客として待っていた!
普段の印象とは違いエロく乱れる神保に思わず興奮してしまう葦原。
その姿が頭から離れず戸惑うも、さらに神保から「オレと専属契約しないか」?と誘われて…!?
ネタバレあり感想まとめ
研修医として働く葦原は、生活費を稼ぐために人に見られて興奮する人専用のデリヘルで副業をしていた。ある日、指定されたホテルに行くと、そこには同じ病院の神経外科の医師神保がいた。知り合いが来てしまったことで神保は葦原を帰そうとするが、すでに家賃を振り込んでしまった葦原はここで帰ると生活費に困るため守秘義務を守る、と約束をしてプレイをすることに。神保に触れないことを条件にプレイが始まると、ローションを垂らして全裸でお尻をいじる神保。さっきまでの表情とは違いとろっとした顔で弄り続ける姿を見て「エロい」という感情を抱く葦原。葦原と目が合ってしまった神保はその指の動きを強め、達するまで続けた。時間がきたため、神保は60分の料金とは別で口止め料を渡す。お客さんが前に言っていた、「人に迷惑をかけたくないけど誰かに見てもらわないと満足できない」という言葉を聞いて、自分はそういう人たちをむしろ助けてあげるつもりでいたのに、今回完全に飲まれてしまい思わず勃ってしまう葦原。
病院でも家でも神保のことで頭がいっぱいになってしまい、勤務中にミスを連発してしまう。職員用の駐輪場で、今後の生活費のことを考えていると「お前この後時間あるか?」と神保に話しかけら、奢りでご飯に連れていってもらえることに。個室でお寿司を堪能していると、「勉強や研修の妨げになっていないか?大人なんだから自己責任だが今は何が一番かよく考えろよ」と言われてしまう。叱られていると思い謝罪すると、「オレと専属契約しないか?」と衝撃の一言が。自分も人に知られてはいけない性癖があると謎の誤解をされていたが、また神保の乱れた姿が見られるのと提示された金額が高額だったため契約を結ぶことに。ということで二人は場所をホテルへと移しプレイをすることに。ディルドを使ってオナニーをする神保を見て思わず声が出てしまう。お尻以外は触らないのか、と聞くと「触ってるとこ見たいか?」と言われたため、胸を触っているところが見たいとリクエストをする。自分の言うことを聞いて胸をいじってくれた神保を言葉責めしながら、バイトやお金関係なくもっと知りたいと思うようになる葦原。翌日の病院で腫れた乳首を気にする神保。葦原は気弱で言いなりになると思っていたが、少し違ったようだ。
病院ですれ違った葦原から休日出かけようと誘いが入ったため、出かけることになった二人。待ち合わせ場所で神保を待っていると、いつもと雰囲気の違う神保が現れドキッとしてしまう葦原。葦原の提案でプラネタリウムに行くが、特別上映が行われていて子供向けの内容になっていた。謝りながらも内容を堪能したあと、劇場を後にしようとすると目の前で男の子が倒れてしまい今にも泣き出しそうな表情。葦原は男の子に声をかけプラネタリウムの話をすると、無事元気を取り戻す男の子。親御さんに引き渡して別れると、神保に小児科志望なのかと尋ねられ「子供が好きなだけじゃなれないですけどね!」と答える。すると、子供の不安を取り除くことも大事だから素質はある、と励ましの言葉をかけてくれる神保。まだ一緒にいたいと思いながらもこの後の時間はどうするか神保に尋ねると、いつもと似たような感じだと思っていた神保からお尻にプラグが入っていることを恥ずかしそうに明かされる。ちょっと外してくるからとその場を離れる神保を引き留め、連れてきたのは前にバイトで使ったことのある人けのない公園だった。興奮してしまった神保は脱ぎ始めたったままプレイを始める。お尻に入れたローターのスイッチを入れて指で動かす。「よく見えますよ先生」と言う葦原の言葉で軽くイってしまった神保は、葦原も勃っていることに気付き、思わず謝る葦原に「…一緒にしないか」と提案する。いつもよりおもちゃが小さく刺激が足りないため、一緒にしてくれたらイける気がすると言われ、生唾を呑む葦原。そのとき物音がしたため、やり過ごすために露出状態の神保を抱きしめて隠すと、その物音の正体が猫だったことがわかる。いきなり抱きしめられたため、そのままイってしまった神保。
それから、葦原は研修医としての仕事に追われ忙しい日々を過ごしていた。神保からの連絡を待っていると、アルバイト先から「最近出勤してないけど大丈夫かと」電話が入る。忙しいのと、神保と専属契約をしているため、「すみません、今はそれどころじゃなくて…」と電話を切るのだった。しかしお店は納得していない様子、実は前に公園にいたところを見られてしまっていた。顧客名簿にある神保の名前を見つめる店長。神保は自宅でアナニーをしていたが、物足りなさを感じてしまい葦原をよびだそうとしているとそこに店から電話がかかってくる。最近利用していないことからいい人でもできたのかと聞かれ返答を濁していると、裏引きをしていないかと探りを入れられてしまう。とっさにしていないと答えるが裏引きをしているのは事実のためすっきりしない様子の神保。病院でいつ神保に声をかけようか葦原が迷っていると、神保に話があると呼び出される。自分が話しかけようと思っていたタイミングだったため嬉しく思っていると、店から探りを入れられたため、お互いのことを思って専属契約を解除しようというものだった。神保との関係がこれっきりで終わりになってしまうのが嫌だった葦原は、恋愛禁止ではないから恋人になりましょう、契約なくなると困るのでと思ってもないことを次から次に話してしまう。神保に「接触が嫌だという人間と恋人のふりなんて無理がある」「オレでなくても金はもらえるだろ?」と断られてしまい、思わず本当に自分との接触が無理なのかと無理やりキスをする。驚いた神保に殴られ、「触られるのは不快だと言ったはずだ!」と部屋を後にされてしまう。それで冷静になり、最初から嫌って言われていたのにと落ち込む葦原。
それから1週間経つが、神保と一言も話せていないしメッセージも完全無視、自分が伝えたいのは嘘をついたり触ったことではなく神保が好きだということを改めて思う葦原。一方神保は欲を発散するために葦原でない人を呼んでプレイしていた。集中しようとしても、どうしても葦原の顔がちらついてしまう。葦原に挿れられる妄想をしてしまい、その反動でナカが締まりディルドでイってしまう。まだ時間はあったが、相手を帰して葦原とのトーク画面を見返すと、既読がついたことで葦原から「読んでくれたんですね!ありがとうございます!」とメッセージが入る。さらに電話がかかってきて応答すると謝りたいし伝えたいことがある、「もうオレじゃないやつ呼んじゃいましたか?」と言われる神保。その声を聞いて、さっきプレイしたはずなのにまた体が疼いてしまう。「先生のことが好きなんです…他の人に見られてほしくない、オレだけにしてください」と言われ、さらに自分のことを恋人にしてくれるなら今神保がいるホテルの部屋番号を教えてほしいと頼まれる。そして部屋番号を教えるとすぐに呼び出し音が鳴る。ドアを開けるとそこには走って汗だくな葦原の姿が。思わずキュンキュンしてしまい平常心でいられなくなってしまう。恋人になったのだからこれから二人でセックスをするのかと思っていると「キスやセックスしなくても我慢できます!二度と先生の嫌なことしませんから!」と宣言されてしまう。
それから2ヶ月、何回もデートをしてとても幸せな気分だった。しかし、神保がどれだけスキを狙って触ろうとしてもそれに気付いた葦原の気遣いで全て未遂に終わってしまうため、幸せだけど体が満たされずにいた。今まで触るのも触られるのも嫌だった神保にとっては初めてのことのためどうしたらいいか困っていたが、我慢できないようにすれば触ってくれるのではないかと閃く。いつものプレイとは違い、神保が上に乗る形で始めることに。いつもこっそり抜いていることがバレた葦原だが、恋人なんだから一緒にしようと言われ、触れ合いをしなくとも心で触れ合っているからセックスみたいなものだと思う。すると、神保がもう少しで挿る体勢まで腰を下ろしてきたため、びっくりして思わず突き飛ばしてしまう。嫌ではなく挿れたくなっちゃうからやめてほしいことを言うと、「挿れていいぞ」と予想外の返答が。肌が接触してしまうから…とウダウダしていると、「オレのアナルにお前のペニス挿れてほしいって言ったんだよ」「クソッこれで通じたか!」と赤面の神保。キスもセックスもしたいと思ってた、と言われ完全にリードが外れた葦原はたっぷりキスをしてそのまま挿入する。目があった二人は満面の笑みを浮かべる。「もっと早く言ってくれたらよかったのに」「思いっきり抱きしめたいって何度も思ってたんですから」と神保を強く抱きしめる葦原。神保は、今ままでベタつく体や体温が不快だったはずなのに全部欲しかったから気持ちいいと思うと共に、その目で見られるのが一番だと思う。朝起きた神保に、「もうキスしてもいいんですよね?」と聞く葦原を見て、「まだし足りない?」と聞くと食いしん坊なんですよと言われる。あまりの可愛さに笑ってしまう神保だが、「…いいよ、たくさん触って」と返す。神保はそのまま自分の家の合鍵を渡し、「今度泊まりに来い」とキスをする。
一冊でイチャイチャも野外もおもちゃプレイも楽しめる本です!受けの神保がとにかくエロくて、攻めの葦原も可愛げのある大型犬という感じで見事に神保に飼われていてとても可愛かったです。人に見られたいけど触れられたくない特殊性癖を持った神保が葦原に出会ったことで初めての感情を抱き徐々に変わっていくのがよかったです。いつも服は全て脱ぐ神保なのに、靴下だけはいつも履いたままプレイをするところも刺さりました。
著者:小鴨
レーベル/出版社:ダリアコミックス/フロンティアワークス
発売日:2020/12/22