社畜男子の庄司は、ある日ひょんなことから鬼上司・獄寺のえっちなSNS下着アカウントの存在を知ってしまい──!
あらすじ
やらしい下着にやらしいカラダ
すげえ唆る
敏腕だけど鬼上司な獄寺さんにいつも怒られている社畜男子・庄司。
ひょんなことから獄寺さんに飼い犬のSNSアカウントを教えてもらうはずが、送られてきたURLの先には女性モノの下着をつけたHな男性の姿が……。
これってまさか……?!?!
昼は鬼畜、夜はエロカワな上司のギャップに、社畜ワンコの煩悩ブレイク待ったなし!!!
ネタバレあり感想まとめ
優秀な鬼上司・獄寺の元で働く庄司は今日も企画書のやり直しで休日出勤。その帰り、ランジェリーショップで下着を買う獄寺を発見する。休憩中、獄寺にコーヒーをもらった庄司は、仕事のモチベーションになるような癒しがあるのかと聞くと、「帰り待ってる奴がいるからな…」と飼っている犬の写真を見せてもらう。あまりの可愛さに写真を要求すると、後で犬のアカウントを教えてもらえることに。残業帰りの庄司はさっそく犬の写真を見るため、送られてきたURLを開くことに。しかしそこには犬の写真ではなく女性もののランジェリーをつけた男の写真があった。今日見つけた首元のホクロ、先日見かけた際に買っていたランジェリーショップから、これが獄寺自身であることに気付いてしまう。あれからというものの、そればかり気になって出勤前に更新されるのを毎日チェックしてしまうように。そしてそれをオカズにしてしまう庄司。会社で獄寺の裏アカウントの話になり慌てていると、犬のアカウントで安心したのも束の間、資料を取ろうとする獄寺のスーツから下着のラインが浮き出ていることに気付き思わず助けに入る。業務に集中できず、ため息をついている庄司を見た獄寺は、残業しているところに声をかけ、二人で飲みに行くことに。獄寺に最近仕事に集中できていない理由を話せ、と言われた庄司は獄寺に教えられたアカウントのことを言うと、否定するも途端に顔が赤くなる獄寺。揉めていると獄寺のスーツに飲み物がかかってしまう。「脱がせたい」そう思った庄司は言葉で誘導し、下着を見せてもらう。
そのまま獄寺を襲い、固くなった下半身を押し付け「責任とってくれます?」と言うが、獄寺はそんな庄司を押し退けて出ていってしまう。翌日出社すると、いつもの獄寺だったが、謝ろうとしても二人になるタイミングがないまま三日が経過してしまう。やっと顔を合わせられたのが自分のミスを謝罪するときだったが、対して怒られることなく、残業も減り、獄寺も女性ものの下着を履かなくなってしまったことにショックを受ける庄司。獄寺の場所を聞き、追いかけるとエレベーターで出会う。逃げようとする獄寺を捕まえるが、二人とも酔っていたからあの時のことは忘れてくれと言う獄寺に「忘れられる訳ないじゃないですか!」と返すと、顔が真っ赤になっていた。他の社員から庇うように、高熱があるからと嘘をついて獄寺を自宅へ連れて行く。今までのことを謝り赤面の理由を聞くと、あの日のことを思い出してたまらなくなる、と答える獄寺。このまま顔合わせてくれないと困るから慣れて欲しい、と言いながらキスをして服を脱がせていくが、そこで獄寺がボクサーパンツを履いていることに気付く。庄司は、昼間に買いに行った獄寺お気に入りのショップで買った下着をプレゼントし、それを履いてもらう。自分の買った下着を履いた獄寺を見た庄司は「すげえ唆る」といい獄寺の体を触る。今回は入れないつもりだったが、獄寺に煽られ挿れようとしたところで果ててしまう庄司。もう一回をお願いするが、犬の世話で中断。その頃、獄寺の犬の世話にきた男は部屋に吊るされている女性ものの下着を見てしまう。
獄寺といまだに恋人関係になれていない庄司は土曜日に獄寺をデートに誘う。パフェを食べる獄寺を見て上司や部下、男同士など関係なく改めて好きだと思う庄司。カフェを出ると、大学時代の友人に話しかけられる庄司を見て、獄寺は少し焼きもちを妬いてしまう。獄寺のいろんな顔を見たいと思った庄司は休みごとに一緒に出かけることになり、その度好きになるが、ちゃんと付き合うまでは我慢しようとそのまま解散していた。それに耐えきれなかった獄寺は欲求不満になり、どうして触ってくれないんだと一人で庄司を想いながらシていた。獄寺からの飲みの誘いも襲ってしまうかもしれないと断りを入れる庄司。明日のデートで告白しようと考えていると獄寺が家の鍵を置いて行ってしまっていることに気付く。慌てて届けに行くとそこには獄寺を下の名前で呼び、合鍵を持っている男と獄寺の姿が。その男との関係を疑ってしまう庄司。翌日、公園で獄寺の犬・みーちゃんと遊んでいると昨日見た男と遭遇してしまう。お互いに自己紹介をすると、彼は百田といい、庄司と同い年で医者の息子であることがわかる。ただのペットシッターということが分かり、疑うようなことはないと思う庄司だったが、会話の中で百田が獄寺の下着に関して何か知っていることがわかってしまう。
獄寺の家についた庄司は、百田にも下着を見せたのか、と獄寺の話も聞かずに襲ってしまい、それに怒った獄寺に「お前の顔見たくない」と追い出されてしまう。飲みに誘われて来てみるとそこは合コンで、さらには今一番会いたくない百田も友人として参加していることを知る。獄寺に会いたい、とやけ酒をして潰れた庄司を送る百田。酔いを覚ましながら話していると、本当に獄寺と百田の間にはなにもなく、全て自分の勘違いだったことを知る。そろそろ行こっかと連れてこられたのは獄寺の自宅。家の中に入れてもらい、告白するつもりだったこと、百田とのことを勘違いして傷つけたことを謝る庄司。もう一度やり直しさせてくれ、とお願いして獄寺に告白する。獄寺は、自分の趣味のこと、SNSに自分の写真を載せて満足しているつもりだったがずっと誰かに暴かれたかったこと、でも誰でもいいわけではなく今は庄司だけに暴いてほしいと思っていることを伝える。想いの通じた二人は体を重ねるが、ここで獄寺が何もかも初めてだったということを知る。庄司とは一回コインランドリーで会っており、その時に獄寺が落とした下着を見て「めっちゃえろいっすね」と言われて気になってしまったことを思い出す獄寺。赴任先で再会したものの庄司は覚えておらず、気持ちがバレないように厳しくしていたが、コインランドリーやアカウントなど、たまにはうっかりするのも悪くない、と思うのだった。
獄寺と付き合ってからというものの、“そういう雰囲気”になるとさらっと拒否されてしまう。一度話した方がいいという百田のアドバイスで思い切って理由を聞いてみると、来週まで待ってくれ、と言われる庄司。いざ来週と思っていたが、会社での飲み会が入っていた。しかも、今使っている個室は以前獄寺とサシ飲みをした際に襲った部屋だった。お互いに意識してしまう獄寺と庄司は机の下でひっそりと手を繋ぐ。獄寺の家にきた二人は抑えられず、ベッドへ向かう。“そういう雰囲気“を避けていた理由を聞くと、気持ち良すぎて怖くなってしまい、部下にとんでもない姿を見せたのではないかと恥ずかしく思っていたことを白状する獄寺。避けていた理由がわかったところで、二人は激しく求め合う。女性ものの下着を履き、メスイキして潮まで吹くオンナノコな獄寺を見て、庄司は「俺だけの可愛い鬼上司」と思う。ある日、獄寺の犬アカウントに庄司の写真が載せられていることに気付き、社内が騒然とするのだった。
女性もののランジェリーが好きな獄寺さんがそもそもえっちだし、ちょっと押しの強いわんこ系の庄司も可愛くてとても良かったです。デートの回数を重ねても一向に抱いてくれない庄司に対して欲求不満になってしまう獄寺さんが不憫で、そこも可愛かったですね。女性下着ものは苦手な人もいると思いますが、可愛いレースなどの下着から興奮してはみ出してしまう“モノ”が描かれるのも醍醐味であると思っています。こちらのお話は続編も単行本として発売されているので、そちらに関しても別でまた書いていきたいと思います。
鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。
著者:あらた六花
レーベル/出版社:マーブルコミックス/東京漫画社
発売日:2020/11/27