オープンゲイの桜木がマッチングしたのはまさかの職場の真面目な上司・黒瀬だった!戸惑いながらも「中出しされないとイけない」と煽られ関係を持ってしまう。黒瀬に心まで翻弄されてしまった桜木は一体どうなるのか──。
あらすじ
「ゴムいらない。中出しされないとイけないから」そう言って俺の上に跨る黒瀬さん、ほんとにあの真面目な主任なのか…!?--オープンゲイの桜木隼の日課はエロ系出会いアプリで男を探すこと。いつもの様に気軽そうな相手を探す中、マッチしたのは即ヤリ希望のエロそうなリーマン!早速ホテルで待ち合わせしたものの、そこにいたのは主任の黒瀬さんで…!?戸惑うのも束の間、普段は真面目な主任が色気ムンムン、さらには「中出しされないとイけない」なんて煽ってきて…エロ過ぎ!!!無我夢中でヤリまくってしまったが最後、心まで翻弄されてしまいーーーエロ過ぎる主任と遊び希望の部下、マッチ度200%な恋の行方は…!
ネタバレあり感想まとめ
オープンゲイである営業一課の桜木は飲み会を断って今日の相手をアプリで探していた。待ち合わせのホテルにいたのは、主任の黒瀬だった。脱いだ黒瀬は桜木の好みの身体をしていて、フェラをして誘う。桜木の上に乗った黒瀬は、「ゴムいらない、俺中出しされないとイけないから」と衝撃の告白をする。黒瀬の想定外のエロさに煽られ望み通り中出しをすると、その言葉通り黒瀬はイっていた。会社でもそのことが気になってしまい、黒瀬から目を逸らす桜木。黒瀬に呼び出された桜木は、二人きりの資料室でまた身体を重ねてしまう。一回だけと割り切ったはずだったのに、これからどうなってしまうのか。
黒瀬も残っているはずと期待して残業していた桜木は、その考え通り黒瀬に声をかけられフェラをされる。ホテルの誘いを我慢できないからと跳ね除けた黒瀬は、自分で穴をいじって準備をしていた。挿入し、自分だけ先に出してしまったため、手でイかせようとすると黒瀬は既に達していた。黒瀬と会うまでこんなに気持ちのいいセックスが初めての桜木は、他を抱く気がなくなってしまっていた。黒瀬が行くと言った飲み会に久しぶりに来た桜木は、セックスの時の黒瀬のことばかり考えてしまう。仕事の時とは違う黒瀬のほぐれた顔を見て、自分が入社した頃の黒瀬はこんなに堂々としてなかったな、と思い返していた。上司だけど物腰が柔らかく、自分に気さくに話しかけてくれたが、ゲイを公表すると急に態度が冷たくなってしまいこういう人だと思ってしまっていた桜木。酔って周りとの距離が近くなっている黒瀬に、今日もあのアプリを使うのかと尋ねると、「どうだろ、相性いい相手がいるからなあ…」と意味深に見つめられる。その後黒瀬の家に来た桜木だが、これからという時に酔いが回った黒瀬が、気分が悪いと静止をかけてくる。帰ろうと服を着ていると、「朝になったら大丈夫だから…タクシー代もったいないだろ」と止めてくれることになる。黒瀬を抱きしめながら眠りにつく桜木。自宅でくつろぐ黒瀬に、「このまま襲っちゃいますよ!」とちょっかいをかけると黒瀬は顔を真っ赤にしてスマホを落としてしまう。もしかして自分のことを意識してくれてるかも、と思ったが黒瀬の態度からそれは杞憂だったと分からされる。そんな自分をバカだと想いながらも、自分だけのモノにしたいと思ってしまう。
朝になり、黒瀬の自宅で身体を重ねる二人。黒瀬は、自分の好きなところを突いて甘い言葉を囁く桜木に、こんなふうに抱かれたら好きだとバレてしまうと思っていた。上司として懐いてくれている桜木に抱いてはいけない気持ちを隠していた黒瀬。ある日、桜木の恋愛対象が男だということを知る。ゲイであることを隠してきた自分と正反対の桜木に惹かれた黒瀬は、一度でいいから抱かれたいとチラッと見えた桜木のアプリのプロフィールを見てアプリに登録したのだ。桜木の好みになるため身体を鍛え、初めてなのに挿入の練習までした黒瀬。最初で最後と決めていたセックスは、初めてにも関わらず気持ちよく、桜木にもっと気持ち良くなって欲しいと何度も関係を持ってしまっていた。会社で取引先のセクシーな男性と一緒にいる桜木を見てしまう黒瀬。一方的に想い続けて身体を重ねても自分が辛いだけだと思い、関係を終わりにすることに。一方の桜木は黒瀬への想いに気づき始め、社内に残る黒瀬を誘う。しかし、黒瀬に新しい男を探すから関係は終わりだと言われてしまう。その言葉を聞いた桜木は半ば無理やり黒瀬を犯す。中に出さずとも何度もイき続ける黒瀬を見て、自分だけに見せてほしいと思う。しかし、セックスが終わり黒瀬の言葉から出たのは「お前となんかしなきゃよかった」の言葉だった。
黒瀬にしてしまったことを後悔する桜木。アプリをみると、黒瀬は既に退会していた。職場で意識してしまい、「頼むから仕事の時は普通にしてくれ」と黒瀬に言われてしまう。上半期の成績トップのお祝いをしてもらっている最中に、このままだと仕事しづらいだろうから直属の上司を降りると言われてしまう。なら最後に二人でお祝いしてくれと黒瀬の部屋で飲むことに。本命かできたのかと尋ねると顔を赤らめる黒瀬。自分は最低だから今日も期待してきたと黒瀬を押し倒すが、頑なに拒む姿を見てこれで最後になるならと抱きしめ、「好きです」と告白する。すると、黒瀬は赤い顔のまま桜木が好きで、初めての相手であること、他の男といるのを見て限界を感じてしまったことを打ち明ける。晴れて両思いになった二人は、初めて恋人として身体を重ねる。こんなにエロくて可愛い黒瀬を、これからも自分しか知らないようにしてあげると思っていると、ピロートーク中に苦rさきが電話と言って出て行ってしまう。
あれから2週間、二人は恋人として充実した日々を過ごしていた。仕事面でも調子が良く、桜木は黒瀬の推薦で大きいプロジェクトに参加することになる。贔屓ではなく、純粋に能力を評価して推薦してくれたようだ。一緒にプロジェクトに参加する他社の営業部の遊佐に挨拶をして話し合いを進めていく。大きいプロジェクトで責任も重大のため、気分転換しようと黒瀬の行きたい場所に行こうとなる。黒瀬が選んだのはまさかのゲイバー。そこにいたのは遊佐だった。自分の馴染みの店に連れてきたため常連客に絡まれていると、黒瀬は嫉妬して遊佐と飲みに行ってしまう。急いで追いかけると、そこには楽しそうに笑う二人の姿があった。「俺の…恋人なんで!」と引き剥がすも、一気に不安になってしまう桜木。それから、2週間お預けにされてしまい久しぶりに黒瀬を抱くことに。すると「…俺以外の男だきたいって思わないのか?」といきなり聞く黒瀬。さらに、今日はゴムをつけてくれと言われてしまい、こんなふうに扱いたくないと思いながらもその代わりに顔射してお掃除をさせる。
それから理由もわからないままセックスを断られ続け、そのはけ口として黒瀬を使うようになってしまっていた。今の状態では恋人とは言えないと思っていると、何やら電話の相手と楽しそうな黒瀬。遊佐とも仲良さそうにする黒瀬を見て、もやもやが加速してしまう。どうであれ、笑顔の黒瀬と一緒にいられるのが一番だと割り切った桜木は黒瀬を家に誘い、セックスなしでゲームや映画を楽しむことに。するとまた電話がかかってくる黒瀬。電話口から男の声が聞こえたことと終電が近いこともあり、お開きになってしまう。それからプロジェクトが無事に終わり、黒瀬に家に来ないかと誘われる。行くとまた傷つけてしまいそうで断ると、桜木の家じゃダメかなと聞かれる。それを断れず、何もしないようにと覚悟を決めて家に着くと、玄関を入った瞬間黒瀬にいきなりキスをされる。さらにいきなり挿れられそうになったので、一旦止めて話をしようというと、「俺のことそういうふうには見れないか?抱けない?」と聞かれる。桜木は驚きながらも「黒瀬さんこそ俺とじゃもう感じないでしょ、無理なんかしなくていいから」と言うと、桜木としたいけど生でされると訳がわからなくなってしまうからプロジェクトが終わるまで我慢していた、すると桜木がしようともしなくなったからもう欲情できないのかと思ったと打ち明けられる。全力で否定し、もう黒瀬しか抱きたくないと仲直りセックスをする。終わった後またいつもの電話がかかってきたため、遊佐にもういい加減にしてくれと電話に出ると、電話の相手は遊佐ではなく、黒瀬の兄だった。実家が旅館のため、桜木を連れて遊びにおいでと言う電話だったのだ。
兄に誘われ、恋人として二人で旅館に向かう桜木と黒瀬。兄に呼び出された桜木は、黒瀬の生い立ちと桜木のことを大切に思っているんだろうと伝えられる。部屋に戻った桜木は黒瀬を抱きしめ、改めて心を通わせあった二人は露天風呂や客室で身体を重ねあう。
著者:星崎レオ
レーベル/出版社:ボーイズファン/フューチャーコミックス
発売日:2012/04/02